更年期を上手に過ごすひと工夫

日常生活の中でも自律神経を整えるためのセルフケアができます。ぜひ取り入れてみましょう。
①入浴時の工夫
入浴で体を温めリラックスすると、自律神経も整います。就寝の1時間半前には入浴し、毎日決まった時間に入浴することを心がけると良いでしょう。また、38〜40度程度のぬるめの温度で、長風呂をしすぎないことも大切です。

②睡眠の工夫
睡眠には自律神経が大きく関わっており、更年期に睡眠障害を訴える人も多くいます。夕飯は寝る3時間前には済ませ、カフェインやアルコールは摂取しないようにしましょう。寝る前にスマホを見ない、適切な温度・湿度の部屋を作るなど、寝る前の環境も見直してみるのがおすすめです。

③適度な運動でケア
適度な運動習慣のある女性は更年期障害が軽く、他の疾患のリスクも減少するとの報告があります。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をメインに1日30分以上、週に3日以上行うことが望ましいですが、運動習慣のない人が無理して行うことはおすすめできません。エスカレーターではなく階段を使ったり、一駅分歩いてみたりなど簡単な運動を取り入れるだけでも効果が期待できます。